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芦田愛菜さんのせいではない…大コケ「果てしなきスカーレット」で再燃する細田守監督作品の「女性描写」問題
『果てしなきスカーレット』を2回観た。2度目の鑑賞は12月3日朝9時台の回。同作は公開2週目で既に週末興行成績はトップ10から脱落していた。全432席のIMAXシアターには6人しか座っていなかった。上映終了後、広い空間にポツポツと離れて座っていた私たちはなんとなく目を合わせた。まるで劇中に出てくる“死者の国”の砂漠で「他にも人間がいる」とお互いの存在を確かめるような気持ちだった。
ネットでは酷評が目立つ『果てスカ』こと『果てしなきスカーレット』だが、細田作品について何度か取材したこともある筆者は、そこまで不出来な作品とは思わない。前回の記事でも書いたとおり、設定にツッコミどころはたくさんあるが、『ハムレット』を原案とする復讐劇という筋は一本通っている。フラダンスや近未来の渋谷が登場する“超展開”があることを織り込み済みなら(知らなければもちろんビックリする)、芦田愛菜が声を当てている主人公スカーレットの心情に集中して、最後まで観られる。
特に肝心のアニメーションが新しいルックで手を抜かずに作り込まれていることは、3DCGの絵柄の好き嫌いはあるにせよ、誰しもが認めるところではないだろうか。今回、IMAXの大きいスクリーンと迫力ある音響で観てよかったと思えた。
むしろ、子役時代から芦田愛菜を見守ってきた人たちからは、『果てしなきスカーレット』が彼女の汚点、黒歴史になるのではと危惧する声も上がっている。というのも、これまで細田守監督の女性描写はたびたび批判を受けてきたからだ。
筆者にも忘れられない思い出がある。2012年の『おおかみこどもの雨と雪』公開時、ちょうど劇中の「雪」「雨」姉弟と同年代である保育園に通う子どもがいた。試写を観た後、18時のお迎えに間に合うよう自宅方面に戻る予定だったが、同作の内容が衝撃的すぎて、かなり動揺してしまった。ここは心を落ち着かせてから子どもを迎えに行こうと思い、保育園に電話をして延長保育を頼み、近くのスターバックスに入った。
筆者にはどうしても主人公の母親・花(宮﨑あおい)の気持ちが理解できなかった。19歳からシングルマザーとして13年間、子育てに全てを捧げた花、たいへんすぎないか? しかも、それを「お母さんはすごい」というような母性神話、美談として描いていないか?
彼女はなんのためにせっかく入った大学(一橋大学がモデル)を中退してまで、おおかみおとこ(大沢たかお)との同棲生活を選んだのか。学生のうちに子供を2人産み(避妊は?)、相手の男にはあっさり死なれ、医療や福祉にも頼れずに、知人のひとりもいない山奥の古民家を自力でリフォームして畑を耕すことになったのか。
コーヒーを飲んでいるうちに、ひとつの仮説を思いついた。花はいわゆる“ケモナー”、ケモノフェチなのだ。普通の人間の男には恋愛感情を抱けず、ケモノ人間にはときめく。おおかみおとこが初めて目の前で獣のオオカミに変身したときは興奮し、その日の夜に彼と寝ていた(しかもオオカミの姿のまま、獣姦?)。それが彼女の初体験だった。
出産は助産師にも頼めないアパートでの自力出産だったし、彼の死後、いつオオカミに変身するかわからないリスクがあるゆえに、病院にも保育園にも連れて行けない子どもたちを抱えて苦労できたのも、ひとえにケモノが好きで萌えるから。そう考えると、娘に対する態度はわりとあっさりしているのに、亡きおおかみおとこの面影を宿す息子には異常なほど執着するのも、納得できる。「なぁんだ、変態さんだ。まぁ性癖はそれぞれだものね」と筆者はヒロインのことを理解した。
たしかに細田監督は制作発表時から「理想のお母さんを描く」と宣言していたし(ちょっとイヤな予感はしていた)、当時45歳ぐらいだった監督の友人たちが子育てをしている姿を見て、あこがれを抱き「僕が感じた母親のすごさや、自分がどんな親でありたいか、そうした理想を堂々と表現したかった」「お母さんが子どもを抱えた姿がすごくヒロイック」とも語っている(日経エンタテインメント!『スタジオ地図15周年「果てしなきスカーレット」で挑む世界』)。
筆者も北村氏と同じ場面に違和感があった。他にも、スカーレットの胸の谷間が露わになるシーンや、男性から顔面にベトっとした唾液を吐かれる場面も、イヤだなと思った。しかし、最も嫌悪感があったのは、ラストシーン近くでスカーレットが言わされる、あるセリフだ。以下、終盤のネタバレになる。
父を殺した叔父への復讐に決着がつき、スカーレットは選択を迫られる。そして、心を通わせた日本人・聖に元の世界に戻るべきだと説得され、ある言葉を言わされる。
聖「生きたい、だ! 言葉にして言え! 生きたい! 生きたい!」
スカーレット「……生きたい」
聖「もっとだ、生きたい!」
スカーレット「生きたい……! 生きたい……、生きたい!」
細田守『果てしなきスカーレット』(小説版、角川文庫)より
この絶叫と連呼が(しかも男に言わされる)、ティーンラブコミックやBLコミックなどでよく出る性的な描写にかぶった。英語で言う”I’m coming.”、「イキたい」とのダブルミーニングに聞こえるのは、見る側の心が汚れているからだろうか。外国で英語吹き替え・字幕で上映される場合は、違う言葉になるだろうが、日本においては、他の言葉を選択すべきだったのではないだろうか。例えば「私は生きる!」など……。
劇場パンフレットのインタビューで、細田監督はスカーレットの「生きたい」というセリフは「(『ハムレット』の)『生きるべきか、死ぬべきか』という一節を、別の言葉で表現しようと思いました」と語っている。つまり映画全編の中でも最も重要なセリフであるわけだが、漫画業界に近しいアニメの監督が、これはダブルミーニングになるからヤバイと思わなかったのだろうか。
ラブコメ好きで何でも見るのにチラムネは不快すぎてムリだった
期待してただけにガッカリ
“格”が違い過ぎますわ😏
Turkey良かったやろが!
タヌキ以降があんま気に入らない
悪徳領主の方が満足度が高かったのは草が生えるw
原作マンガ読んでるけど結構オリジナルに近いな
瑠璃の宝石
ひびめし
また金払って矛先逸らしの提灯記事
何がしたいのかわからん
それはともかく今期だと永久のユウグレが一番ひどいと思う
金をかけてクソみたいな話を出してくるってどういう判断だよ
アイドルとは?いまだにライブシーンなし
褒めるとこもないが
そのあとがくそすぎた
ここと2話のゼクノバのところだけ良かった
チーコとかで盛り上がってたやつら浅すぎるよな
もし見る機会があるなら他言語音声・日本語字幕で見ることをオススメする
それなら普通のアニメとして見られるから
日本語音声で見ると途中から視聴継続断念するはめになる
1話きりのモブかと思いきやまさかのメインキャラだものビックリしたわ
あれの後遺症でダンダダン2期でも不快な気持ちになって毎回OP飛ばしてたわ
ネトフリのゴミアニメって全く話題にならなく消えるから名前初めて聞いたわ
その指摘は当たらない
話題つっても炎上だからなぁ




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