2025年8月29日 20時0分 文春オンライン
1985年6月15日に設立されたスタジオジブリが、今年で40周年を迎えました。
【写真で見る】「何度見ても感動」「テレビ放映してほしい」熱い思いあふれるコメントが続出!「好きなジブリ映画ベスト1」を写真で一気に見る
7月にはNetflixで『火垂るの墓』(1988年)の配信がスタート。ジブリ作品が日本国内のサブスクリプションサービスで配信される初の事例となりました。さらに、『海がきこえる』(1993年)が全国の映画館でリバイバル上映され、ファンの間で大きな話題に。各所で盛り上がりを見せる中、これまでのジブリ作品を思い返した方も多いのではないでしょうか。
そこで、文春オンラインでは「〈アンケート〉あなたが選ぶジブリ映画ベスト1は?」を実施。14日間で20~60代を中心に、381人の投票が集まりました。(※なお1人につき、3作品を選び〔1位5点、2位3点、3位1点〕、合計得点で計算しています)
今回は、惜しくもベスト5入りを逃した作品(6位~20位)を、アンケート回答者のみなさんからのコメントとともに振り返ります。(「ラピュタでもナウシカでもない…『あなたが選ぶジブリ映画 ベスト1』圧倒的1位を獲得した作品は?」も公開中!)
【19位 ホーホケキョ となりの山田くん(1999年公開 監督:高畑勲)】
【18位 思い出のマーニー(2014年公開 監督:米林宏昌)】
【17位 かぐや姫の物語(2013年公開 監督:高畑勲)】
【16位 コクリコ坂から(2011年公開 監督:宮崎吾朗)】
【15位 おもひでぽろぽろ(1991年公開 監督:高畑勲)】
【14位 風立ちぬ(2013年公開 監督:宮?駿)】
【13位 崖の上のポニョ(2008年公開 監督:宮?駿)】
【12位 君たちはどう生きるか(2023年公開 監督:宮?駿)】
【11位 ハウルの動く城(2004年公開 監督:宮?駿)】
【10位 平成狸合戦ぽんぽこ(1994年公開 監督:高畑勲)】
【9位 耳をすませば(1995年公開 監督:近藤喜文)】
【8位 もののけ姫(1997年公開 監督:宮?駿)】
【7位 紅の豚(1992年公開 監督:宮?駿)】
【6位 魔女の宅急便(1989年公開 監督:宮?駿)】
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「文春オンライン」編集部「文春オンライン」編集部
【5位 火垂るの墓(1988年公開 監督:高畑勲) 337点】
【4位 千と千尋の神隠し(2001年公開 監督:宮﨑駿) 408点】
ある日、空から降ってきた不思議な少女・シータを助けた見習い機械工の少年パズー。シータが身に着けていた浮力を持つ鉱石「飛行石」を手に入れようと、政府機関や海賊たちが迫ってくる。パズーとシータは飛行石をめぐる陰謀に巻き込まれ、やがて、かつて地上を支配したという伝説の島「ラピュタ帝国」にいざなわれてゆく。
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本作の主人公・パズーとヒロインのシータが劇中終盤で唱える破滅の言葉「バルス」は、地上波放送時には必ずSNSで話題に。悪役として登場するムスカも本作の人気キャラクターだ。
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「パズーとシータの2人が様々な困難を乗り越えてラピュタへ到達する冒険ストーリー。観る度にワクワクします。ムスカとシータの特殊な本名も、未だにそらで言えるほどです。
言葉1つ、呪文1つに、『え? それでどうなっちゃうの?』とのめり込みます。極め付きは、誰も思いつかないような場所にあるラピュタ城。そのおかげでいまだに気象予報の天気図の低気圧マークを見るとラピュタを思い出してしまいます(笑)」(53歳・男性)
ドーラは理想の上司
「王道の少年少女の冒険譚。その礎にして最高傑作だから」(41歳・女性)
「『もののけ姫』とどちらにするか悩んだ。ただやっぱり何度見てもワクワクして冒険心をかきたてられるこの作品を挙げたい。最初から最後まで展開はもちろんセリフまで全部覚えているくらい観たが、飽きることがない。
特にドーラは作中で一番好きなキャラだ。あの年齢で行動力の化身。それでいてリーダーとしての高い素質、頭の回転や判断力の良さ。今でも私の理想の上司ナンバーワン」(44歳・女性)
「教育実習をしていた時、最終日に生徒たちが『君をのせて』をクラス全員で歌ってくれました。音楽はもちろん、ラピュタの世界観はすべて最高です」(56歳・女性)
〈読者が選ぶ印象的なシーン〉
「ムスカは愛すべき悪役。『3分間待ってやる』は今でも話題に。感動とコメディのバランスが絶妙」(26歳・女性)
かなぁ
「火の7日間」と伝えられる大規模な戦争を経て、有毒な瘴気を放つ“腐海”と巨大な蟲たちとの共存を余儀なくされた世界が舞台。辺境の村「風の谷」に住む主人公・ナウシカは、再び勃発する大国同士の戦争に巻き込まれていく――。
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原作は宮﨑駿が雑誌『アニメージュ』で連載していた同名漫画だが、映画化にあたって一時休載してのちに完結したため、物語の設定や展開は異なる。
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「この作品からジブリの伝説は始まった。そして、この作品が後世のクリエーターたちにどれほど影響を与えたか。影響力が半端ない作品」(40歳・男性)
「ジブリの展覧会で、ナウシカのコーナーに入った時の空気感がすごかった。一気にあの世界に引き込まれるようなキャラクターデザイン、音楽、美術……。原点にして頂点ですね」(27歳・女性)
「子どもの頃に映画館で見て、その世界観に衝撃を受けた作品。やや粗さも感じられるものの、若き宮﨑監督の独創的な世界とパワフルなエネルギーが魅力」(50歳・男性)
「壮大なスケールで、不思議な世界を表現した作品。グラフィックも鮮やかで綺麗。安田成美のイメージソングも印象的でした」(67歳・男性)
作品のテーマ性を評価する声も多く上がった。
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アニメは子どもためのもの、という認識を一変させた
「汚染されて生き物が住めなくなった『腐海』、そこに生息し人類の脅威となる『王蟲』など、現代にも通ずる環境問題が扱われている。アニメは子どもためのもの、という認識を一変させた作品」(35歳・女性)
「自然とともに生きることを考えさせられる作品。現代にも続く環境問題を、アニメの中で感じられます」(44歳・女性)
「リアリティのある作画や環境破壊という社会性のあるテーマを扱った作品」(61歳・男性)
〈読者が選ぶ印象的なシーン〉
「一番好きなシーンは、ナウシカがペジテの船で隔離されているところに、アスベルとラステルのお母さんが助けに行くところ」(41歳・女性)
田舎に父とともに引っ越してきた姉妹のサツキとメイ。長らく使われていない空き家で、見たこともないお化けを見かけた2人は、ある日、子どもにしか会えないという不思議な生き物・トトロに出会う。
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5位にランクインした『火垂るの墓』と2本立ての同時上映で公開された。宮﨑駿の監督・脚本かつ、スタジオジブリが制作した長編アニメーション映画の中では、最も興行収入が低いが、2位『風の谷のナウシカ』を大きく引き離して「ジブリ映画ベスト」堂々の1位を獲得した。
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「トトロしかない! 何度見ても素晴らしい」(56歳・女性)
「愛知県のジブリパークには『サツキとメイの家』があり、今にも誰かが出てきそうな佇まいに感動しました!」(29歳・女性)
「子どもの頃はサツキやメイの目線で見ていたけど、今は親目線で見てしまう……。トウモロコシを抱えて一生懸命走るメイちゃんが健気でかわいい。サツキを演じた、日髙のり子さんの声もとっても好きです」(30歳・女性)
「田舎の生活に密着した夢のあるストーリーに、なぜか懐かしさを感じる。遠く過ぎ去った私の少年時代の故郷に、つい思いを馳せてしまう」(75歳・男性)
ジブリ作品の冒頭に必ず現れ、スタジオのアイコンでもあるトトロ。今や国民的人気キャラクターだが、本アンケートでも絶大な支持を集めた。
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トトロがどこかにいるんじゃないか
「トトロのTシャツを着ている海外の観光客もよく見ます。今や世界中で愛されているキャラクター。もちろん私も大好きです!」(22歳・女性)
「最もジブリらしいとも言える作品。スタジオジブリのロゴになっているほど、ジブリを象徴する作品で、おそらくは監督もスタジオスタッフも、皆トトロが大好きなのだと思う。それにしても、結局トトロって何者だったのか? ジブリって、ほとんど説明のない謎の存在が、当然のように主役級の活躍をしたりしますよね。その不思議感が、ジブリをジブリたらしめているのかもしれない」(65歳・男性)
「何度観ただろう? 数えきれない。それでも観るたびに心が癒される。この年齢になっても神社などで大きな木を見ると、トトロがいるんじゃないかと思ってしまう」(66歳・女性)
〈読者が選ぶ印象的なシーン〉
「メイが『お父さん、お花屋さんね!』って、お父さんがお仕事をしている机の端にお花を並べていくシーンがほっこりして大好きです」(47歳・女性)
「『お姉ちゃんのばかぁ?!』とメイちゃんが泣くシーン。『メイのばか!』というサツキちゃんのセリフも、兄弟姉妹がいる人にとっては“あるある”なんじゃないかな(笑)。今も昔も変わらない光景なんだなと、歳を重ねた今、微笑ましく感じます」(36歳・女性)
トトロが一位ってのは老人のあの頃は良かったムーブな気がするわ
たとえば今缶詰になって全部のジブリ映画を見させられたとしたら1位トトロはないと思うわ
キャラクターとしてはトトロ一強だろ?
ジブリ展で何を買うかってトトロじゃん
借りたゲームCD売っちまう
そこがいいって意見もあるんだろうけど
嫌いな作品を選ぶとしたらゲド戦記は下位だと思う
選ばれる時点で見られてるってことだから
ゲド戦記はそもそも見られてすらいない
ゲド戦記は空気ではないだろ
CM打ちまくってたからかなり知られてる
言うほどクソではないが、投票するとしたらゲド戦記になってしまうと思う
吾郎ちゃんのはダメなのか?
ただし映画として一番面白いと思うのは紅の豚
音楽がいいよね
事実上の1位だろ😢
あんまり放送しないから知られてないだけで
映画が始まる時もトトロのイラスト
ジブリの立体造型物展のサイトもトトロとメイちゃんの画像
そんな不人気なのか




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