チチ「悟空さ！　ちょっとこのソースの瓶開けて欲しいだ！　固くて開かねえだよ！」悟空「しょうがねえなぁ」

チチ「がんばるだ悟空さ！　今日の夕飯が待ってるだ！」

悟空「ぐぎぎぎぎ！　だめだぁ界王拳でも開かねえや」

チチ「そうだかぁ、じゃあ今日はソースはなしだぁ」

悟空「蓋が固く閉まりすぎだっぞぉ、しかもよく見るとカプセルコーポレーション製じゃねぇか、明日ブルマにクレーム入れてくっか」

チチ「んだんだ、本気で力入れたら先に瓶ごと砕けちまうだよ」

悟空「おーいブルマー！　ベジータぁ！」

ベジータ「なんのようだカカロット、うちの製品なんか持って」

ベジータ「妻を支えるのは当たり前だカカロット！　……それに昔からフリーザ軍でのポッドや戦闘服、スカウター等の扱いで技術は学んでいる。たまに家具の耐久テストにも付き合うしな」

悟空「んじゃあおめえの基準でこんなに瓶が固くなってんのかぁ？ 地球人基準にしてくれねえとこまっぞぉ」

ベジータ「なんの話だ？　俺は食品部門のことは口を出さん。いつも素材から選び抜いてブルマに料理してやるからな」

悟空「これ！　オラが昨日食べるつもりだったソースが固くて開かねえんだ！」

ベジータ「なんだと？　貴様に開けられない瓶なんて誰が開けられると言うんだ！」

悟空「現に開けられねえんだよ！　これ以上力入れたら握り潰しちまうぞ！」

ベジータ「ふん！　どれ、貸してみろ……ふぐっ！？　な、なんだこの固さは……！」

クリリン「あの宇宙人？」

悟空「フリーザのことかー！！！！

ベジータ「ば、ばかな……俺はサイヤ人の王子ベジータ様なんだぞ……！　はぁああああああああ！！！！」

悟空「オラのソース割るなよベジータ！」

ブルマ「ちょっと孫くん！　ベジータ！　気を解放するならトレーニングルームでやりなさいよ！」

ベジータ「す、すまんブルマ！」

悟空「おいブルマ、おめえんとこのソース開かねえぞ！」

ブルマ「ソース？　あぁこれねぇ、えーっと、CC食品のこのタイプの瓶は……変ねぇ、普通の一般家庭用のはずなのに」

悟空「サイヤ人二人がかりで開かねえ瓶が普通の瓶なわけねえだろ！」

ベジータ「ブルマ！　こんな食品は俺は認めんぞ！　料理は真心なんだ！」

ブルマ「おかしいわねぇ、貸してみて……やだこれ固いわ！　なによこれ！」

悟空「どうなってんだオメエんとこの商品は！」

悟空「オラはガラの破片入りのソースなんか食いたくねえぞ」

クリリン「でも変だな、このソースたしかうちにも開いてる瓶あるぞ？　ラズリが好きなんだよ」

悟空「ってことでよ18号、頼む！　これ開けてくれ！」

18号「って言われてもね……前やった時は蓋を炙って開けたけど……これ明らかに固いよ」

悟空「そっかぁ……」

18号「うちにあるやつ持ってく？　使いかけだけど……」

悟空「いや、いい。オラはこの瓶を超えねえといけない」